都知事選挙 小池百合子氏の公約「都議会解散」の合理性?
2017/03/09
東京都知事選挙が2016年7月31日に迫っており、選挙活動も活発しています。
現状、小池百合子氏が優勢のようですが、私はこの方が掲げている公約が気になって仕方がありません。
目次
小池百合子氏の公約
都知事に選ばれた際は都議会を解散することを公約に掲げているようです。
都知事の権限として都議会を解散できるかどうかは別問題として、50億円の費用をかけて、都議会議員の選挙をやると言っている理由が理解できません。
50億円かける価値があるのか?
選挙をすれば50億円かかります。この費用を上回る無駄遣いの削減や、利益を上げる政策があるのでしょうか?
舛添氏が辞任する時にも選挙費用がもったいないと投稿しましたが(以下の投稿をご覧ください)、都議会の解散についても、同じことが言えます。
選挙費用は誰が負担すべきか
もし、小池百合子氏が当選するために都議会の解散を掲げているのであれば、この解散によりメリットを享受するのは小池氏であるため、50億円の費用は小池氏に負担させるのが理にかなっていると私は考えます。
もし、都民にとってメリットがあると言うのであれば、いくらのメリットがあり、それは何故なのかを説明する必要があります。
民主主義の弊害 ~ポピュリズム~
私がこの投稿をしている理由は、「選挙に立候補する人が、票稼ぎのために合理的でない政策を掲げることを撲滅したい」というものです。
民主主義の弊害として、ポピュリズムということが良く言われています。これは、ざっくり言うと政治家が票稼ぎのために人気が得られる政策を掲げることを意味します。小池氏の都議会の解散という公約もポピュリズムだと思います。
私は小池百合子氏が掲げる公約全てを否定しているわけではありません。他の立候補者もよく見てみると合理的でない公約を掲げているところが散見されます。
票稼ぎのために合理的でない政策を掲げていることについて、世の中でもっと厳しい指摘がなされて欲しいと願っており、その一助として、この投稿をさせて頂きます。
この投稿を読んで下さった方には、合理的でない政策に気づい際は、是非色々なところで声を大にして世の中に訴えていって頂ければ幸いです。