「STAP細胞はあります!」小保方晴子氏に関する騒動の顛末は?

      2017/03/09

2016年1月、小保方晴子氏はSTAP細胞をめぐる騒動について書いた本「あの日」を出版しました。

この騒動についてはこれまで多くの報道がなされてきましたが、結局のところ何が問題で、誰の責任だったのでしょうか?

そして同じような騒動を繰り返さないためにはどうすればよいのでしょうか?

私なりの考えをまとめてみたいと思います。

スポンサーリンク

 

 STAP細胞をめぐる騒動とは?

そこでまず、一連の騒動についてざっくりまとめてみます。

日時 内容
2014年1月 理化学研究所の研究員であった小保方晴子氏らが、研究の成果としてSTAP細胞を発見したと発表。英科学誌のネイチャーに論文が掲載される
2014年4月 理化学研究所の調査委員会がSTAP細胞の論文にねつ造と改ざんの不正があったと発表
2014年7月 ネイチャー誌がSTAP論文を撤回
2014年12月 小保方氏が理化学研究所を退職
2016年1月 小保方氏がSTAP論文に関する一連の騒動や自身のことを綴った「あの日」を出版
2016年上旬頃 STAP細胞の作り方を解説した「STAP HOPE PAGE」を開設

 

矛盾する推論

小保方氏が本を出したり、STAP細胞の作り方を解説したHPを開設したりしていることから、同氏はSTAP細胞があることを心から信じている様であり、嘘をついているようには思えません。大勢の人からバッシングされる中でそのような嘘をついていると推測するのは不自然だと思います。

一方で、研究には不正があったと調査委員会が結論付けていることや、ネイチャー誌が論文を撤回していること等から、STAP細胞を作成したというのは嘘だったのではないかとも推測できます。

このように、これまで報じられたニュースや記事からは、何が真実なのかを推測しても矛盾する結論となってしまいます。

直接当事者に話を聞けない立場としては、何がこの騒動の原因だったのかは推測するしかありません。そこで、場合分けをして、それぞれのケースでどういった結論になるのかを整理してみたいと思います。

 

ケース(1) 小保方氏の発言に嘘が無い場合

この場合、小保方氏は心の底からSTAP細胞があると信じていることになります。この時、次のような場合分けが出来ます。

ケース(1)-1 STAP細胞が本当に存在する場合

STAP細胞が本当に存在するかどうかはすぐに結論を出せるものではありませんが、今後10年経ってもどの研究機関からもSTAP細胞が発見されなければ、無いと結論付けても良いのではないでしょうか。

今は最先端の技術であったとしても、10年も経てば当たり前の技術になっているというのはよくあることです。STAP細胞に関する研究についても今後10年も研究がされれば、あらゆる実験が試されたと言える状況だと思いますし、それでも発見されなければ、それは存在しないと結論付けても良いと思います。

つまり、STAP細胞があるなないかは10年待って結論付ければ良いのだと思います。

ケース(1)-2 STAP細胞は存在しないが、小保方氏が研究者として未熟なため存在すると勘違いしてしまったか、もしくは共同研究をしていたメンバーに騙されたためSTAP細胞があると信じ込んでしまっている場合

この場合、小保方氏が共同研究者に騙されていたのかどうかについて白黒はっきりさせるのは難しいのではないかと思います。他の可能性を全て検証し、消去法で導かれる結論だと思います。

また、小保方氏が未熟かどうかは私には生データが無いため判断出来ませんが、優秀な研究者であれば世界のどこかの研究機関からお声がかかると思われるため、そういったスカウトがあるかどうかで小保方氏が未熟な研究者かどうかの判断が出来るのではないでしょうか。

STAP細胞の研究はお金になります。もし、世界のどこかの研究員が科学的な観点で小保方氏の能力を評価していれば、たとえ研究不正の風評があったとしてもその研究員がスポンサーにかけあって小保方氏を研究員として招くと考えるのは妥当だと思います。

ケース(2) 小保方氏が嘘をついている場合

私はこの可能性は低いと考えます。理由としては、多くの人からプレッシャーやバッシングを浴びるなかで、「STAP細胞はあります!」と嘘をつき続けることは難しいと考えるからです。

小保方氏に関する騒動の顛末

以上のように考えると、10年経てば何が真実なのかの結論(あくまでも推測ですが)が出ることになります。

今後どういった報道がなされると、どういった結論になるかをまとめると以下の通りとなります。

(ア) STAP細胞が発見されたという報道がなされた場合

小保方氏の主張は正しかったことになり、理化学研究所の調査方法や、マスコミの小保方氏を巡る報道の仕方について、問題があったことになります。

(イ) 小保方氏が他の研究機関の研究員として招かれたものの、STAP細胞を発見出来なかったという報道がなされた場合

他の研究者が小保方氏の能力を認めたということになります。それでもSTAP細胞を発見出来なかった場合は、消去法で理化学研究所の共同研究者に騙されていたと考えるのが妥当ということになります。

(ウ) 今後10年間、小保方氏が他の研究機関の研究員として招かれず、STAP細胞も発見されなかった場合(何も報道されない場合)

小保方氏が研究者として未熟でありSTAP細胞が存在すると勘違いしていたと考えられます。

騒動の教訓

10年経てば、何が問題だったのかについておおよその結論が出るというのが私の考えです。

私がこの投稿をしているのは同様なケースの再発防止を願っているからです。また、政治家でも芸能人でもない小保方氏に対するマスコミの報道の仕方についても問題があると考えており、その改善を願っているのも投稿の理由です。

マスコミの報道の仕方ひとつで一般人の人生が大きく左右されます。片寄った視点での報道ではなく、関係当事者それぞれの視点を報道したり、可能な限り客観的な表現で取り扱うことが大事なのではないでしょうか。

この騒動の顛末については、是非色々なところで検証をしてもらいたいと考えています。

理化学研究所には多額の税金が投じられています。STAP細胞を巡る騒動の顛末次第では、税金の無駄遣いだったという可能性も残されています。理化学研究所を所轄している文部科学省には、10年以内に今回の騒動が起こった原因を突き止め今後の科学技術の発展に生かしていただきたいと考えます。

また、今後STAP細胞が発見されたり、小保方氏が他の研究機関の研究員として招かれたりした場合、マスコミの報道の仕方が問題となります。

マスコミの報道によって世論がどうやって作られていくのかを研究する良い題材になると思われるため、そういった研究をされている方には、是非論文の題材として取り上げて頂きマスコミのあり方を改善する支援をしていただければ有り難いです。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

 - その他