宮崎元議員の育児休暇について

      2017/03/09

2016年2月、宮崎元衆議院議員が育休を取ると言う発言がなされ、その後妻の出産直後に不倫していたことが連日のように報道されました。

最終的には議員を辞職するということで幕を閉じたこの騒動ですが、そもそも何が問題だったのかについて考えみたいと思います。

宮崎元議員は何をしたのか

宮崎氏は、衆議院議員として初めて育児休暇を取ることを宣言しました。その目的は日本で育児休暇をもっと広めるというものです。

その志は素晴らしいことですが、その後、妻の出産後に不倫をしていたことが報じられました。

世間から避難された宮崎元議員は、最終的には議員を辞職することになりなした。

 

ここで皆さんにも一緒に考えて頂きたいのは、もし宮崎元議員が不倫していなかったら国会議員が育児休暇を取ることが問題とはならなかったのかどうかと言うことです。

もちろん不倫もほめられた行為では無いですが、これについてはまた別の機会に考えることにして、この投稿では国会議員が育児休暇を取っても良いのかどうかについて考えたいと思います。

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どんな人なら育児休暇を取っても良いか?

そもそもどういう場合に育児休暇をとれるのでしょうか?私は以下2つの条件がそろった時だと思います。

①育児休暇を取っても代わりの人がいる時

②育児休暇を取ることを、回りの人が許す時

社長は育児休暇を取っても良いか?

例えば民間企業の社長の場合はどうでしょうか?

上場しているような大企業の場合、誰か一人がいなくなって会社が回らなくなるような組織作りはそもそも問題なので、社長にもしものことがあった時に、代わりに会社運営をできる人がいるのが通常です。つまり、①の条件は満たされることになり、結局のところ、②の条件である社長が何ヵ月も休むことを回りの人が許してくれるかどうかが問題になります。

民間企業の場合は、従業員、取引先、株主、銀行等の借入先が許してくれるかどうか次第だと言うことになります。

国会議員は育児休暇を取っても良いか?

では、国会議員の場合はどうでしょうか?

まず「①代わりがいるかどうか」ですが、代わりがいるのであれば、育休を取りたい議員は辞職し、代わりの適任者に議員の席を譲った方が国益にかなうものと思われます。

さらに「②回りが許してくれるか」ですが、選挙で投票してくれた有権者からの許可が得られるかが判断基準になろうかと思います。

国会議員の仕事は国会に出席することだけでなく、国民の声に耳を傾け、その解決に向けた様々な活動をすることが期待されています。

では、育児休暇をとる男性が少ないという問題を解決するために、国会議員が先陣をきって育児休暇をとるというのは議員としての職務を全うしていることになるのでしょうか?

育児休暇を普及させるための取り組みは、議員本人が休みをとるという方法以外にも色々あります。例えば、講演を行ったり大企業の社長や人事担当者と面談したりすることで、育児休暇の普及活動ができます。

更に、育児休暇を取ることで有権者から与えられた貴重な一議席を無駄にすることにもなってしまいます。

以上の事から、私は国会議員が育児休暇を取得することは合理的でないと考えます。

国会議員が育児休暇を取れるケースとは?

では、どういった場合だと国会議員が育児休暇を取ってもよいと言えるのでしょうか?

例えば、選挙の時に育児休暇を取得することを宣言した場合は問題ないと思われます。

理由としては、育児休暇を取得したとしてもその人に議員になってほしいという有権者の考えが選挙に反映される点、及び育児休暇を取得することを選挙で公表しているため、有権者から休暇取得が許されている点が挙げられます。

尚、ご参考までにですが宮崎氏の妻である金子議員は育児休暇を取っておらず、産休のみ取っている様です。

国会議員としての職務を全うしようとする心意気が素晴らしいと思います。

育児休暇を広める方法

宮崎元議員がやろうとしていたことは、日本で育児休暇を広めると言うことです。そのこと事態は立派なことだと思います。ただし、そのやり方として国会議員が育児休暇を取ることは合理的でないというのが私の考えです。

私がこの投稿をした理由は、今後、育児休暇を広めてくれる国会議員がいらっしゃる場合は、そのアピールの仕方として自身が育児休暇を取るという方法を取ってほしくないという思いからです。

尚、国会議員が育児休暇を広める最も効率的な方法は、各業界トップ企業の社長と面談し、育児休暇の取得率を上げることを社長に約束してもらうよう説得して回ることだと私は考えます。

各業界トップ企業が育児休暇を取得していれば、2番手以下の企業は「トップ企業が育児休暇を取っているなら、我が社も取るようにして、企業イメージの向上を図ろう」といった具合で、社内の稟議を通しやすくなろうかと思います。

私は、育児休暇の取得率を高めたほうがもっと世の中が良くなると考えています。ですから、宮崎元議員がしようとしていたことを本当にすばらしいことだと思いますし、それを世の中から批判されない方法で推進してくれていればという気持ちでいっぱいです。

宮崎元議員を巡る報道としては、「育児休暇を国会議員が取得する」ということよりも、「不倫していた」ということの方が大きく取り上げられているように感じます。

そこで、「不倫している人は国会議員としての職務を全う出来ないのか(宮崎元議員は何故不倫をきっかけに議員を辞めたのか?)」について、また別の機会で触れたいと思います。

時間が出来たらまたこのブログで投稿させてもらいます。

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