村田蓮舫議員の二重国籍問題に関する説明責任と、推薦人が果たすべき責任

      2017/07/26

民進党の代表に選出された村田蓮舫参議院議員ですが、連日のように二重国籍問題に関する報道がなされています。

この投稿では、この二重国籍問題の報道を時間軸で整理し、村田蓮舫議員の説明責任や、同氏を代表に推薦した国会議員が推薦人として果たすべき正当な注意義務について考察しています。

 

さらに、将来的に村田蓮舫議員の二重国籍問題に重大な問題があった時に、誰が責任を負うべきかについて私なりの考えをまとめました。そして、マスコミの方に面白い記事を書いていただく一つのアイデアを紹介しています。是非、記者の方々にはこのアイデアを試してみて頂きたいと願ってこの投稿をしています。

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二重国籍問題とは

ご存知の方が多いと思いますので簡単な説明に留めますが、蓮舫議員は台湾(中国)と日本の両方の国籍を持っていることが発覚した問題です。

二カ国の国籍を持っていると、例えば蓮舫氏が首相になり台湾(中国)と戦争等の対立が起こった時に、日本のために使命を全うできるのかという問題が生じます。台湾に国籍があり、親族などがいたとしても日本のことを最優先として物事を進められるのかということについて疑念がもたれます。

そもそも、全ての日本人は二重国籍を持つことを法律で禁止されています。ましてや、国を引っ張っていく立場である国会議員が二重国籍を持っていることは絶対にあってはならない事態だと言えます。

 

 

二重国籍問題に関する報道と代表選挙の経緯

蓮舫議員に対する二重国籍問題が報道された時間軸と、民進党代表選挙の時間軸を整理すると、以下のようになります。

  • 2016年8月29日:
    八幡和郎氏がネットの言論サイト「アゴラ」にて村田蓮舫議員の二重国籍問題について指摘
    (蓮舫にまさかの二重国籍疑惑 アゴラ)
  • 2016年8月30日:
    八幡氏が夕刊フジに村田蓮舫議員の二重国籍問題に関する記事を投稿
    (蓮舫氏は「将来の宰相」として適格か 民進党は“身体検査”すべきではないか 八幡和郎氏 夕刊フジ)
  • 2016年9月2日

説明責任に関する対応の違い

自民党の小野田紀美参議院議員は、米国籍を放棄する手続きをしていないという不備が発覚した際、米国籍の放棄手続きを開始するとともに、日本国籍を選択したことが分かる書類として戸籍謄本の「国籍選択の宣言日」の箇所の画像を公開しました。

 

一方、村田蓮舫議員は2016年10月6日の記者会見で、「極めて私の個人的な戸籍の件に関しては、みなさまの前で話をしようとは思っていない」と発言し、戸籍謄本の「国籍選択の宣言日」について開示することを拒否しました。

さらに、2016年10月18日、村田蓮舫氏の要請で各社の記者が集められた際の会見では、蓮舫氏の弁護士らが同席した上での二重国籍問題に関するオフレコの会見となり、「自分の子供に影響を与えてはならないので」という理由で戸籍謄本の開示を拒否しました。
(出典: 蓮舫代表、戸籍公開は「子どもに影響」で拒否 言い訳と開き直り 2016年11月11日 週刊新潮)

 

このように小野田議員は問題を解消したことについて法的書類を開示しながら説明しているのに対し、蓮舫議員は法的書類の開示を拒否するという全く異なる対応をしています。

 

蓮舫氏の説明責任

村田蓮舫議員は戸籍謄本を会議しない理由として、「個人的な戸籍の件」という点と「子供に影響を与える」という点を挙げました。しかし、小野田議員と同様の方法として、戸籍謄本の「国籍選択の宣言日」のみを開示し、その他の箇所は黒塗りで提示すれば個人情報を守りつつ戸籍謄本を開示することは可能です。

 

つまり、蓮舫氏が言っていることは合理的な理由になっていません。ということは、議員としての説明責任を果たさないと宣言していることになります。

 

説明責任を果たさない人が議員として活動することが許されていること自体があり得ないことだと私は考えます。特に、身の潔白を証明することが求められている時に説明責任を果たさないことは大きな問題だと思います。

 

推薦人や民進党幹部が果たすべき責任

民進党の代表選挙に立候補するには、20名以上の国会議員から推薦状をもらう必要があります。

二重国籍問題が報道された時間軸で示したように、選挙への立候補届け出の受付が開始される前に二重国籍問題が報じられています。

つまり、蓮舫氏を推薦した議員の方々は蓮舫氏の身の潔白についてきちんと調べたうえで推薦人になることが出来たはずだと言えます。

「きちんと調べる」というのは、本件では戸籍謄本の「国籍選択の宣言日」を見るということを意味します。

蓮舫氏がマスコミに対しては何かしらの理由から戸籍謄本を開示できなかったとしても、推薦状を求められている立場の議院であれば、推薦人として当然払うべき注意義務の観点から、蓮舫氏に開示を求めることはやって当然と言えます。蓮舫氏としても推薦状を出してくれる議員に対して開示を拒む理由は何もないはずです。

 

ご参考までにですが、今回の代表選挙で蓮舫氏を推薦した議員は以下の方々です(出典: 民進党ウェブサイト)。

衆議院議員

赤松広隆、井出庸生、大串博志、緒方林太郎、落合貴之、柿沢未途、黄川田徹、郡和子、近藤昭一、近藤洋介、佐々木隆博、篠原豪、髙木義明、武正公一、津村啓介、細野豪志

参議院議員

相原久美子、川田龍平、川合孝典、小林正夫、榛葉賀津也、杉尾秀哉、田名部匡代、那谷屋正義、平山佐知子

 

また、管理者としての責任という観点で、民進党幹部の方も蓮舫議員の戸籍謄本を見ておく責任があると私は考えます。

ご参考までにですが、民進党の役員会メンバーは以下の方々です(出典: 民進党ウェブサイト)。

村田蓮舫、安住淳、細野豪志、江田憲司、野田佳彦、小川敏夫

 

 

マスコミの方にお願いしたい事

蓮舫議員は今回の二重国籍問題に関して戸籍謄本を開示しないと宣言してしまいました。そこで、私からの提案ですが、上記の推薦人の方々や役員会メンバーに蓮舫議員の戸籍謄本を見て、同氏の身の潔白を確認したのかどうかのインタビューをして頂きたいと考えています。

きっと面白い記事が書けると思います。

 

私としては、説明責任を果たせない政治家は辞任すべきだと考えていますし、管理者や推薦人として正当な注意義務を果たせない人も政治家としての資質に欠けると考えています。

ビジネスの世界では、取引の相手が法人として登記されているのかについて登記簿を確認したり、契約書に使用されている実印が法的に有効なものかどうかについて印鑑証明を確認したりするのは常識です。

是非政治家の方々にも常識を持っていただきたいと考えています。

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