高騰している医療費を削減するアイデア

      2017/03/11

日本の医療費は毎年約9,000億円ずつ増加しています。2014年度の医療費は40.8兆円にも達しました。

この投稿では、医療費が増加している現状について分析し、医療費を削減するアイデアを一つ提案させていただきます。

 

医療費増加の現状

厚生労働省の発表によれば、日本の医療費は2013年度に初めて40兆円を突破し、2014年度も前年比約7,500億円増の40.8兆円かかりました。


出典: 厚生労働省 平成26年度 国民医療費の概況

 

2014年度にかかった費用を年齢別に見てみると、65歳未満の人は年間1.5~2万円程度医療費がかかっているのに対し、65歳以上は約71万円であり4倍前後の費用がかかっていることが分かります。

入院医療費
(億円)
入院外医療費
(億円)
歯医者
(億円)
薬局
(億円)
その他
(億円)
総額
(億円)
人口
(万人)
一人当たり医療費
(千円)
0~14歳 6,417 10,983 2,224 4,646 559 24,829 1,617 154
15~64歳 44,036 54,274 14,963 26,059 4,843 144,175 7,725 187
65歳以上 102,190 74,608 10,714 42,141 9,414 239,067 3,349 714
合計 152,643 139,865 27,901 72,846 14,816 408,071 12,691 -

出典: 「厚生労働省 平成26年度 国民医療費の概況」および「総務省統計局 人口推計の結果の概要」を加工して作成

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/14/

http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2.htm

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医療費削減のアイデア

年を取れば体のあちこちで具合が悪いということになり、医療費が多くかかるのは当然だと思います。しかし、これだけ日本の医療費が高まっているのであれば、削減余地の大きいところから手を付けていく必要があるのではないかと思います。

そこで、高齢者が入院外で受診した際の診察報酬を下げるというアイデアをこの投稿で紹介させていただきます。

 

例えば、高齢者の方がちょっと体の具合が悪くて病院に通ったとします。そこで1万円の診察料が医者に支払われていた場合、高齢者の自己負担は1割負担で1,000円、国から支給される医療費が9,000円というのが現状の制度です。

これを、高齢者の負担が1,000円、国の負担が4,000円とし、医者が得られる診察料を5,000円にするといった方法に変えるというアイデアです。

 

具体的な数字は厚生労働省の官僚等が専門家を交えて議論していくのが好ましいと思われます。ここでは説明のために仮の数字で説明しています。

 

このアイデアのコンセプトは、高齢者個人が支払う金額は変えず、国が支払う金額を削減するというものです。

そうすることで、病院側は収益性を高めるために高齢者が不必要に病院に通うことを避け、若い世代が多く来てくれるように営業努力をすることが想定されます。

 

例えば、高齢者が必要以上に頻繁に病院に通うことを避けるため、軽い症状の診察であれば次回の受信日を少し先の日に設定することが考えられます。さらに、若い世代が病院に通いやすいように土日営業を基本とし平日休みに変更したり、学校や仕事が終わった後に通いやすいように営業時間を遅い時間に設定したりするなど、色々な営業努力が病院でなされることになります。

 

入院外の受診なので、受信日を多少先延ばししても命にまで影響を及ぼす事態はそれほど想定されません。このアイデアは多くの人にとってメリットのあるアイデアだと思います。

 

上記表で示しているとおり、65歳以上の方々の入院外医療費は年間7.4兆円かかっています。この医療費を医者の市場原理をうまく活用して削減出来ればと願っています。

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