痴漢冤罪の撲滅に向けた動き
2017年3月14日、東京メトロと都営地下鉄は、全車両に監視カメラを設置する計画を発表しました。
「吊り革の盗難や座席シートのいたずら、迷惑行為等の車内での犯罪行為が度々発生していることや、テロ対策等更なるセキュリティ向上の必要性から、東京メトロ全車両にセキュリティカメラを設置いたします。」
出典: 東京メトロ ニュースリリースより一部抜粋
「地下鉄車両内でのいたずらや迷惑行為等、犯罪行為の未然防止のほか、テロ対策等に向けたさらなるセキュリティ強化を図るため、下記のとおり、都営地下鉄車両の更新に合わせて、全車両内に防犯カメラを順次設置していくこととしました」
出典: 東京都交通局 ウェブサイトより一部抜粋
首都圏の通勤や通学で毎日多くの方が使用している東京メトロと都営地下鉄でこのような動きをしていることを、私はとてもうれしく思います。
以前、私はそれでもボクはやってない/それだとボクはできませんの投稿で、電車内に監視カメラを設置し、電車内での痴漢防止や冤罪防止を訴えていました。
両社ともいたずら防止をカメラ設置の理由に挙げていますが、利用者からすれば、痴漢被害にあって精神的にも肉体的にも嫌な思いをすることを防いだり、痴漢に間違われないように気を付けなければならないストレスが減ることは吉報ではないかと思います。
特に男性にとっての精神的ストレスの解消は計り知れないものがあると思われます。
どんなに自分が気を付けていても満員電車で痴漢に間違われるリスクをゼロにすることは出来ません。一家の大黒柱である父親が、ある日痴漢に間違われ、会社もクビになり、家族からの信用も失ってしまうかもしれないという精神的ストレスはとても大きいものと思われます。
ご存じでない方も多いかもしれませんが、痴漢に間違われた時に弁護士に早急に対応してもらえる「痴漢冤罪保険」という保険商品も販売されています。
今回、東京メトロと都営地下鉄が監視カメラ導入に踏み切ったことで、恐らく他の鉄道会社にもこの動きが波及していくのではないかと思います。
一日も早く全車両に監視カメラが導入されることを願っています。