小学生YouTuberを活用して義務教育を効率化するアイデア
学校の授業を受けていて先生が言っていることを聞き逃してしまい、もう一回聞き直したいと思ったことがある人は結構いるのではないでしょうか。
東進ハイスクールやTACをはじめとして多くの塾や民間の教育機関では動画の授業を受けることが出来ます。
この投稿では全ての学校で動画の授業が見られる仕組みを無料で導入するアイデアについて紹介させていただきます。そして、そのメリットやデメリットについて考察し、世の中にこのアイデアが導入される支援となればと考えています。
目次
無料で動画視聴を導入する仕組み
仕組みとしては、次の様なものを考えています。
- 授業の復習に活用したいという生徒に対して、学校が撮影を許可する
- 動画の撮影は黒板を撮るようにし、可能な限り生徒が映らないように配慮する
- 生徒の邪魔にならない場所から、三脚等を用いて撮影する
- 動画はYouTubeの非公開設定等を活用し、同じクラスの希望者のみ見られるようにする。ただし、個人情報の削除やモザイクをかけるといった一定の基準を満たせば、一般公開も許可する
この仕組みのメリットやデメリットとしては、以下のことが考えられます。
メリット
- 先生としては自分の授業を見直す機会ができ、教え方の改善につながる
- 生徒が自分の復習のために自分で撮影するため、追加でコストが発生しない(税金を投じる必要が無い)
- 将来的に動画を活用した義務教育システムのコンテンツ作りの準備が出来る。生徒からすれば小遣い稼ぎのインセンティブが働くため、税金を全く投じずにコンテンツ作りを急速に進めることが出来る
デメリット
- 授業が撮影されていることで、教師の精神的負担となることが想定される。
(中長期的には撮影されることに慣れると思われるため、この仕組みを導入する初期のみの課題であると考えられる) - 生徒も映像に写ってしまう場合があり、それを望まない生徒への配慮が必要となる
(この点についてはモザイクをかけることで対応が可能となる。学校側が撮影を許可する際に、この条件を付せば良いと考えられる) - 授業を撮られているということで緊張し、授業に集中できない生徒が出てしまう可能性が考えられる
- 授業風景を動画で見た親が、理不尽なクレームを教師に対して要求し、それに対応する負担が増えることが想定される。いわゆる「モンスターペアレンツ」からのクレームに対応せざるを得ない場面が増える
(基本的には理不尽な親の要求を教育委員会が現場から情報を吸い上げて、対策マニュアルを準備する。教育委員会を巻き込んで対策を作れば、現場で対応を協議する負担が減る)
最後に
小学校や中学校で教えられている内容は、学問の基礎にあたる分野であるため、毎年授業内容を世の中の情勢に合わせて変える必要性が低いです。実際、毎年同じ内容の授業が日本全国の小中学校で繰り返されています。
これだけインターネットやビデオカメラが普及している日本で、現在行われている小中学校の授業形式はとても非効率であると感じています。
非効率であること以外にも、生徒のレベルが様々であり、一人の先生が30~40人の生徒を教える現在の授業スタイルでは、どうしても簡単すぎると感じる生徒や難しくてついていけないと感じる生徒が出てきます。こういった問題も動画を活用すれば解決できます。
詳細は以下の投稿で説明していますので、興味のある方は是非ご覧ください。